今日読んだ本

Come Before Christ and Murder Love (High Risk)

Stewart Home / Come Before Christ and Murder Love (High Risk)

7年くらい前にニューヨークで買い込んだ50冊くらいの洋書のひとつ。この時買った本は殆どが積読になっているのだけれど、こうやって忘れた頃に読んだりもするのだ。なので、やはり本は買っておこう。

著者のStewart Homeはスキンヘッズでシチュアショニストの理論家でもあるというような人で(なかなかいい面構えをしてたりする。Blitzとかのメンバーだって言われたら信じると思う)、前作の『Slow Death』というのも以前に読んだ。そっちはスキンズの若者の無軌道な暴力とセックス、そしてロンドンの現代アートシーンにおける陰謀が絡むというものですげえ面白かったのだ。で、『Come Before Christ and Murder Love』のほうは、マインドコントロールによって多重人格になって殺人を犯す主人公と、彼が関わっているオカルト秘密結社というのが2本柱になっている。なんか似たような話の繰り返しが多かったり、オチがいまいち弱かったりとかして前作ほどガツンと面白かったわけではないのだけれど、それでもまあぼくくらいの英語力だと洋書を一冊読み通したってだけで結構満足しちゃうのだ。