今日のライブ

代官山UNITでJames Cnance & Contortionsの来日公演。

実のところコントーションズにはそれほど思い入れがない(『NO NEW YORK』でいうとぼくにとってはTeenage Jesus>Mars>DNA>Contortions、という感じ)ので、ぼくのお目当ては前座のReck+大友良英(id:otomojamjam:20050715)+中村達也だったりする。で、この前座が期待通り強烈に格好良い。

最初は大友さんのターンテーブルによる爆音ノイズソロ。で、他のメンバーが出てきたところで足でグワシャーンとタンテを止めるところで早くもシビれまくり。かっこいい〜。
前回このトリオでやったときには基本的にカバー(ユーリアリーガットミーとか)をやってたということなのだけど、今回は全曲Friction(だったらしい。ぼくは実はフリクションのオリジナルアルバムって『軋轢』しか持ってないので)。キメとかがビシっと決まるような感じではなく、レックがリフをキープして大友さんは比較的フリーフォームに絡む、という感じの演奏。Frictionファンからはその辺でちょっと微妙だったみたいなんだけど、個人的には全然嫌いじゃないスタイルです。いや、むしろ「そうそう、俺はこういうロックが好きなの!」って感じ(比較的ビートの効いた演奏をするときの不失者をちょっと思い出したり)。惜しむらくはPAバランスの悪さ。ベースがデカすぎ、というか他の音が小さすぎ。個人的には今度は20000Vで見たいと思った(無理だろうなあ)。

で、メインのコントーションズ。おお、メンバーが自分でセッティングしてますな。演奏は思ったより上手いものの、これまたバランス悪すぎ。ベースだけやたらでかい。スライドでギュンギュン言ってるだけのほうのギターがもっとでかい音だったらもっと良かっただろうになあ。音的には、なんかRaptureとかって結局この辺の音をそのまんまやってるんだなあ、って感じのディスコパンクでした。まあこんなもんなんだろうな。No New York的な狂気とか鋭さとかは望むべくもなく。しかしながらJames Chance本人はサックスも声もレコードのまんまなのは嬉しかった。